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MSFは神経・精神疾患をもつ200人以上の患者を、ウクライナ東部ハルキウ市から首都キーウへ医療列車で搬送した。
避難する前、患者は過密な病院で十分なケアを受けられず、床で寝なければならない人もいた。
東部と南東部の激戦地では、医療機関や介護施設がケアを継続する上で困難を抱える。
水道や電気が遮断されることがあり、食料などの必要最低限のものや医薬品の確保もままならないからだ。
近くで戦闘が激化し、極めて危険な状態に陥ることもある。心の病気をもつ患者など、
弱い立場の人たちが危機的状況に置かれている。
保健省の職員によると、MSFの医療搬送によってキーウの精神病院に避難した患者らは、
前線近くの病院よりもはるかに良い環境にいられることに感謝しているという。
だが、患者の状態は依然として思わしくなく、長年の経験を持つ精神科の看護師は
「これほど心身の症状が深刻な患者たちを目にするのは初めてだ」と語っている。