4/19
桜丘ホールディングスは ユニセフ を支援しています
「回復のその先へ」世界の教育危機
世界的な教育危機
30人の10歳の子どもたちがいる教室を想像してみてください。子どもたちの瞳は学ぶことへの熱意に満ち、
希望と可能性に輝いています。しかし、そのうちの20人以上は、学ぶ意欲があるにもかかわらず、
黒板に書かれた簡単な文章を読んで理解することができません。そのため授業についていけず、
さらに何人かは結局落ちこぼれ、二度と教室に戻らなくなってしまいます。
失われた2兆時間
コロナ禍による学校閉鎖で、どれほどの学習機会が世界規模で失われたのでしょうか。
パンデミック以降の2年間で、対面授業を半分以上受けられなかった子どもが1億4700万人いたことが
指摘されています。時間にして2兆時間もの対面授業の機会が世界全体で失われたことになります。
オンライン授業の環境が整わない国が大半のなか、先生や仲間と直接交流することができなければ、
子どもたちの学習機会は大きく損なわれてしまいます。
今、世界の教育のあり方が岐路に立たされています。もう一度、回復軌道に乗せなければなりません。
子どもたちには学ぶ意欲があり、現場の先生たちには熱意があります。
私たちは今、世界の教育を回復の軌道に乗せ、さらにパンデミック以前よりも進化した
体制へと再構築していくスタート地点にいるといえます。