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桜丘ホールディングスは ジャパンハート を支援しています
「アジア小児医療センター」プロジェクトへの挑戦
2021年のクーデター以降、国公立の医療機関で大きな混乱が生じ、今なお機能不全の状態が続くミャンマーの医療機関。
活動地の周辺も不安定な情勢が続くなか、5月末から6月初旬にかけて、ジャパンハートの最高顧問で小児外科医の
吉岡秀人がミャンマーで手術活動を行いました。
「私たちが最後の砦」 現地医療者たちの思い
ジャパンハートは、ザガイン管区のワッチェという小さな村にある「ワッチェ慈善病院」を活動拠点としており、
乳幼児から成人まで幅広い疾患に対応し、子どもに対しては入院や手術費も含め無料で治療を行っているのが特徴です。
ワッチェ慈善病院のジャパンハートのスタッフはほとんどがミャンマー人ですが、吉岡秀人のミャンマー入りにあわせ、
現地スタッフだけでは対応できない難しい手術予定が組まれました。
1日の手術件数は20件程で、突発的に入る手術や早朝から診療に並ぶ患者たちを、
現地スタッフが早朝から深夜まで対応していました。
1年以上もそうした状況が続いた頃、お母さんが地域の人を通じてジャパンハートの病院について知り、受診してきました。
「ようやく診てくれる場所が見つかって、ほっとした」と話すお母さん。
症状が進行していたこともあり、手術はより設備が整った「ジャパンハートこども医療センター」
(カンボジア)で行うことになり、渡航に向けて準備を進めています。